そのひざの痛みは?

ひざの痛みでお悩みの方は日本に約2,530万人1)いると言われています。激しいスポーツをしたわけでもないのに日常生活でしばしば痛みを感じる、なかなか治らず毎日のように痛みを感じる、そんなひざの痛みは関節の病気が原因で起こっている可能性があります。
あなたの「ひざの痛み」についてチェックしてみましょう。

1)吉村典子: わが国における変形性関節症の疫学~大規模住民コホート研究ROADより~. Clinical Calcium 21(6):821-825, 2011

ひざの痛みを起こす病気とは?

変形性ひざ関節症

ひざの痛みを起こす病気で、もっとも多いのは「変形性ひざ関節症」です。「変形性ひざ関節症」は、治療を受けずに放っておくと、痛みや腫れが強くなり、歩行困難になってしまうことがありますが、早めに治療を受ければ痛みをコントロールすることが可能です。
関節の中で、ひざの骨を覆ってひざにかかる衝撃を吸収する役割を果たしている軟骨と言われる組織や半月板が傷ついたり、けばだったりします。もう少し進行すると、軟骨や半月板がすり減り、やがては骨がむき出しになります。

その他の病気

ひざの痛みを起こすその他の病気として、スポーツなどでひざを使いすぎたときに軟骨の表面が壊れたり、半月板が傷んだりする病気(外傷性関節症(がいしょうせいかんせつしょう))やリウマチ性の病気(関節リウマチ)、突然ひざの骨の細胞が死んでしまう病気(骨壊死(こつえし))、神経障害によってひざの骨が破壊される病気(神経症性関節症(しんけいしょうせいかんせつしょう))などがあります。

いずれも専門医による治療が必要です。ひざに違和感を感じたら、早めに整形外科を受診して相談してください。

そのひざの痛みをチェックしてみよう!

ひざの痛み簡易チェック